錦鯉(にしきごい)

錦鯉の始まり

錦鯉が初めて出現したのは、19世紀前半の江戸時代、文化・文政の頃と言われています。新潟県二十村郷(現在の小千谷市、山古志村、長岡市の一部)で食用として飼われていた鯉に突然変異で色のついた変わりものが現れたのが最初です。  それが改良されて、緋鯉、浅黄、べっ甲など作られ徐々に評判も高まり、高価に取引されるようになりました天保年間(1830年前後)には長岡藩から諸地方に売られたと言う記録があります。

様々な錦鯉の品種

 錦鯉の美しさの基準は、体系・色彩・斑紋の3つが基本になります。背筋が真っ直ぐでボリュームがあり均衡のとれた体形。鮮明で深みのある色彩。左右のバランスがとれた斑紋。 これらを総合的に満たし品位があるほど美しいとされます。
紅白(こうはく)
白地の地肌に赤い模様があるもの。赤い模様の形状によって2段・3段・稲妻・大模様・ 小模様などと呼ぶ。
大正三色(たいしょうさんけ)
紅白に比較的まとまった黒斑紋が、点散するもの。大きな墨のタイプと、小さな墨のタイプがある。
昭和三色(しょうわさんしょく)
紅白に筆で描いたようなタッチの黒斑紋を有するもの。昭和時代になって作り出された。
写りもの(うつりもの)
単色の地体に、筆で描いたようなタッチの黒を有するもの。地体の色によって、白写り、緋写り、黄写りと呼ぶ。
山吹黄金(やまぶきおうごん)
山吹黄金(やまぶきおうごん)全身が黄金色で光り輝くもの。金鰭・金兜・黄金と改良を重ねられてきた。
プラチナ(プラチナ)
全身に白金属の光沢をもち、鱗は削り込まれたような、覆鱗で覆われる。
藍衣(あいごろも)
紅白の緋斑部に藍色が重なって出たもの。藍色のものを藍衣と呼び、葡萄衣、黒衣などもある。
浅黄(あさぎ)
体全体が藍色、水色で、鱗一枚一枚が網目状を有する。錦鯉の原種とされている。
銀鱗紅白(ぎんりんこうはく)
鱗の部分だけが光るように改良がなされ、金色、銀色に輝くもの。金銀鱗は、全品種に存在し多彩である。
五色(ごしき)
浅黄地の地体に緋斑を有するもの。白・緋・墨・藍・グレーから五色と呼ばれている。
丹頂(たんちょう)
頭部に円状の緋斑一個を有するもの。丹頂鶴から名が来ている。全品種に丹頂があると考えてよい。
孔雀(くじゃく)
紅白の模様と、浅黄の網目状の鱗を持ち、光沢の強いもの。鳥の孔雀が、羽を開いた美しさから名付けられた。


会員事業所

事業所名 所在地 TEL FAX
大日養鯉場(株) 〒947-0051 新潟県小千谷市大字三仏生4144-10 0258-82-1128 0258-82-1095
(株)須田養魚場 〒947-0101 新潟県小千谷市片貝町1063-6 0258-84-3524 0258-84-3525
(有)丸誠養鯉場 〒949-7507 新潟県長岡市川口相川1185-2 0258-89-3900 0258-89-4008
伊佐養鯉場(株) 〒947-0003 新潟県小千谷市ヒ生甲491 0258-82-6470 0258-82-6781
浦川養鯉場 〒947-0001 新潟県小千谷市大字浦柄1226-1 0258-82-4178 0258-82-4178
(株)和泉屋養鯉場 〒947-0212 新潟県小千谷市大字南荷頃3072-3 0258-59-2677 0258-59-2772
(有)星金養鯉場 〒947-0051 新潟県小千谷市大字三仏生4213-3 0258-82-0510 0258-81-1231